長い夫婦生活の果てにあるものは絶望?希望??映画「天才作家の妻 -40年目の真実-」のネタバレあらすじ、感想も!

映画

こんにちは。カナエです😄。

今回は老境に入った夫婦の心の行き違いを描いた映画「天才作家の妻―40年目の真実―」をご紹介したいと思います!

ノーベル賞作家の妻の苦悩を描く「天才作家の妻―40年目の真実―」

映画データ

製作年   2017年 スウェーデン・アメリカ・イギリス合作映画

監督    ビョルン・ルンゲ

脚本    ジェーン・アンダーソン

原作    メグ・ウォリッツァー

キャスト  グレン・グローズ、ジョナサン・プライス、クリスチャン・スレイター

マックス・アイアンズ他

<画像出典>https://eiga.com/movie/88376/gallery/

映画のあらすじ

小説家の夫、ジョゼフ(ジョナサン・プライス)ノーベル文学賞を授与されることになり、妻のジョーン(グレン・グローズ)は夫と息子とともにストックホルムに向います。しかし行きの飛行機からジャーナリストのナサニエル・ボーン(クリスチャン・スレイター)にしつこくつきまとわれる三人。ナサニエルはジョゼフの小説は実はジョーンが代筆したのではないかという疑いを持っていました。

<画像出典>https://eiga.com/movie/88376/gallery/

ジョセフはジョーンが大学生だった時の教授で、文章力のあるジョーンの才能を認めてくれた人でした。妻子のあるジョセフでしたが愛し合うようになってしまう二人。ジョーンは小説家になることを望んでいましたが女性がその道で成功するにはまだ難しい時代でした。ジョセフも作家になろうとしていましたが着想はいいものの展開力がなく作品は凡庸でした。そんなジョゼフが大作家になれたのはジョセフの妻になったジョーンの協力があってこそでした。

<画像出典>https://eiga.com/movie/88376/gallery/

ノーベル賞の授賞式で自分のことを褒めないで欲しいとジョーンは夫に言いました。しかしジョセフは受賞のスピーチで妻を褒めるのは恒例のことだからと言って賞を取れたのは妻のおかげだと長々とスピーチします。ジョーンは我慢できずに席を立ち気分が悪いとホテルへ戻ります。ジョーンにしてみれば晴れがましい場に立つのは本当は小説を書いた当の本人である自分だと言う思いがありました。

<画像出典>https://eiga.com/movie/88376/gallery/

ホテルで夫婦は言い合いになります。全ては私が書いたと怒るジョーン。着想の才がなかったと言い返すジョセフ。

才能のある妻を見ながら平気でいたと思ってるのか

その夜ジョセフは心臓発作を起こして息を引き取ります・・。

映画の感想

<愛と憎しみの40年の夫婦生活>

40年にわたって小説家のジョセフを支えた妻のジョーン。夫の浮気に悩まされ続けた妻に、夫は逃避する気晴らしが欲しかったと言います。夫のジョセフにしてみれば妻に代筆して貰った作品で名声を得た偽りの作家である自分に苦しんでいたのです。だから女性に走ったり絶えず物を食べたりして気を紛らわしていたのでした。ジョーンにしてみれば妻の書いた作品を自分のものとして発表して地位を築いた夫に対して、愛すればこそした協力でありながらも静かに怒りを持ち続けていたでしょう。

しかしそれがこの夫婦の形であり、お互いそれを充分わかっていました。

<画像出典>https://eiga.com/movie/88376/gallery/

帰りの飛行機で挨拶にきたジャーナリストのナサニエルにジョーンは夫の名誉を傷つけるようなことを書いたら訴えると告げます。長い夫婦生活は愛と裏切りに満ちていましたが、夫が死んでも自分が本当の作者であると公表する気はないジョーンなのでした。

***

カナエはこの映画を観て長い年月を経た夫婦の複雑さというか奥の深さを感じました。夫婦って暮らしていると相手にこんな面があったのかと驚くことも出てきます。これまでこの人の何をわかっていたのかと嘆くことも有ります。やっぱり他人だなあ、と思う事も有りますね。でも生活は続いていくんです。

年を取って子供が成長していなくなり夫婦二人になって、改めてどうしたもんかと悩むことにもなります😶。老人になるとスキンシップもなくなってくるし男の考えと女の考えがかみ合わず疎遠になって、友達といる方が楽しいという奥さん方も多いです。

それでもこの映画のように夫に憎しみを覚えながらも、やはり大事な人生のパートナーとして彼の尊厳を傷つけたくないと思うのが夫婦なんでしょうね。そりゃ歳と共に絆が深まって枕元で感動的な最期を見送る、というのが理想ですが、いいことばかりが起きないのが人生なので喧嘩しながらも相手を尊重していて暮らしていけたらいいな、と思います。

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