こんにちは。カナエです(⌒∇⌒)。
今回は小さな村で実際に起きた悲しい事件をもとにした映画「シシリアン・ゴースト・ストーリー」をご紹介します。
「シシリアン・ゴースト・ストーリー」は残酷な運命を辿った少年に捧げる祈りの映画
映画データ
製作年 2017年 イタリア・フランス・スイス合作映画
監督 アントニオ・ピアッツア、ファビオ・グラッサドニア
脚本 アントニオ・ピアッツア、ファビオ・グラッサドニア
原作 マルコ・マンカッソーラ
キャスト ユリア・イェドリコブスカ、ガエターノ・フェルナンデス他
映画のあらすじ(ネタバレ)

事件はシチリアの小さな村で起こりました。
ばらばらと下校する中学生たちのなかジョゼッペ(ガエターノ・フェルナンデス)は一人森に向かいます。彼を追う同級生のルナ(ユリア・イェドリコブスカ)。ルナはジョゼッペに恋していました。
木陰からジョゼッペをのぞき見するルナ。でもジョゼッペに気づかれて照れ隠しにその場から逃げ出します。
本当は自分の気持ちを伝える手紙を渡したかったのに・・。
けれど森から出ようとしたルナの前に凶暴そうな黒い犬が!怯えるルナの前に走りこんだジョゼッペが犬の前に自分のリュックを投げ出して犬の気をそらしました。
二人は森を走ってジョゼッペの家に。彼はスクーターに乗れよと笑います。私たちまだ13歳よ、と断るルナですが結局後ろに乗って山の牧場に向かいました。
そこで馬に乗るジョゼッペをルナは楽しそうに眺めます。休憩して馬から降りたジョゼッペにルナは手紙を渡しました。手紙を見たジョゼッペはルナにキスします。
暫く乗馬を続けるジョゼッペをルナは少し離れた場所で待っていました。するとルナの背後を白い車が走り去ります。ルナが牧場に戻るとジョゼッペがいなくなっていました。乗ってきたバイクはそのままです。

仕方なく歩いて家に帰るルナをお父さんが迎えに来てくれました。暗くなって家に帰ると母親から厳しく叱責されるルナ。
あの子とつきあうなって言ったでしょ
あの子のお父さんのことを考えたの?
あなたには勉強が一番
ルナの母親はルナの部屋で見つけたジョゼッペの絵や彼の詩をルナに見せました。勝手に見たことをなじるルナ。そんなルナの頬を母親は叩きました。
自分の部屋に戻ったルナは親友のロレダーナと船舶用の発光信号を使って話しました。ジョゼッペと進展したと打ち明けるルナ。喜ぶロレダーナにルナは続けます。
でもその後おかしなことがあったの
ジョゼッペがいなくなった・・

実はジョゼッペの父親はマフィアでした。
そして警察に捕まった父親は司法取引して仲間の名前を白状していたのです。それを知った仲間のマフィアたちがそれを止めるために息子を誘拐したのでした。彼らは鎖につないだジョゼッペの写真を撮ってジョゼッペの家に行き祖父に渡しました。母親は絶望して叫びますが祖父は冷静です。脅しに屈しない祖父はジョゼッペを助けようとはしませんでした・・。

ジョゼッペはそれから学校に来なくなり、大人たちはジョゼッペに異変が起こったことを悟っていました。ルナはロレダーナに協力してもらいながらビラを配ったり警察に捜査を依頼にも行きました。しかし大人たちはマフィアの内紛が飛び火するのを恐れて知らぬふりをしていてルナは絶望します。
ルナは昼も夜もただジョゼッペを思っていました。
そして監禁されたジョゼッぺの方はどんどん衰弱していくのでした。

彼は夢想の中で馬を撫でルナと話します。
そんな二人の強い想いは現実を越え、二人は再び抱き合うのでした・・。

しかしついにジョゼッペは物も食べられなくなりマフィアたちはジョゼッペを殺してしまいます。彼の遺体は酸で溶かされ湖に流されます。
その頃ルナは引っ越しを強要する両親に反抗して自殺を試みていました。ネズミ駆除の毒薬を食べて倒れるルナ。そこへジョゼッペの魂が現れます。
きみまで死んじゃいけない
ジョゼッペは発光信号をロレダーナに送ります。夜中であるにもかかわらずロレダーナは駆けつけてくれました。なんとかルナは一命をとりとめました。
ルナの自殺未遂で両親は引っ越しを断念しました。そしてルナはロレダーナと語り合いながら一緒にいるジョゼッペを感じてシチリアで暮らすのでした。
映画の感想
淡い初恋の物語かと思ったら意外な方向へ話が展開した映画でした。ジョゼッペが本当に優しい美少年でちょっと男の子っぽいルナと似合ってました。ルナの切なさ、ジョゼッペの残酷な運命が美しい自然描写と相まって心に迫る映画です・・。
この映画のジョゼッペ事件は本当にあったことらしく(そういえばシチリアってマフィアの本拠地でしたものね)、13歳で犯罪に巻き込まれて殺された哀れな少年に祈りを捧げるために作られた映画だな、とカナエはしみじみ思います😭。
ジョゼッペ少年には天国で幸せであって欲しい。


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