ミステリーの傑作「ノクターナル・アニマルズ」における離婚した夫婦の心情とは?
こんにちは。カナエです。
今回は映画「ノクターナル・アニマルズ」をご紹介します♥
<映画「ノクターナル・アニマルズ」>
☝映画データ
製作年
2016年 アメリカ
監督
トム・フォード
原作
オースティン・ライト
受賞歴
第73回ベネチア国際映画祭・銀獅子賞、第74回ゴールデングローブ賞
キャスト
エイミー・アダムス、ジェイク・ギレンホール、アーロン・テイラー=ジョンソン
☝映画のあらすじ(ネタバレ)

アートディーラーとして成功し、裕福な生活を送るスーザン。しかし夫に浮気され心中は穏やかでありません。
そんな彼女のもとに前の夫のエドワードから不可解な小説が送られてきます。それは小説家志望だったエドワードの書いた「ノクターナル・アニマルズ(夜の獣たち)」という題名の小説で、最初にスーザンに捧ぐという献辞がありました。
読んでいくと妻子を暴力によって殺された男の犯人への復讐の物語で、繊細で優しい気質だったエドワードが書いたものとは思えない破壊的な内容でした。昔エドワードと裏切ったスーザンは物語の裏に自分に対するエドワードの復讐心を感じて動揺します。
エドワードに会おうと連絡するスーザンに、君の会いたい日にちで、というエドワードからのメッセージが届きます。
しかし約束のレストランにエドワードが現れることはありませんでした。
☝映画の感想

<それは愛なのかそれとも復讐なのか?>
監督が世界的ファッションデザイナーのトム・フォードなので衣装や美術、建築、小道具などがとってもお洒落。現実のスーザンの生活は静謐な雰囲気なのに夫のエドワードの作品世界の映像は非常に暴力的で汗臭い・・そうした差を際立たせる演出も素晴らしいと思いました😊。
それにしてもエドワードは何故スーザンにそんな内容の小説を送ってきたのか?
小説の中で主人公の妻と娘は悪漢にレイプされて殺される・・主人公は犯人を殺して復讐を果たすが自分も命を落とす・・悪漢をエドワードを裏切ったスーザンになぞらえているのか?
かってスーザンがエドワードに言ったように悪漢たちは主人公にお前は弱いという
その悪漢を主人公は撃ち殺す・・それはスーザンへの復讐なのか
けれど最終的に主人公も死んでしまう
それはスーザンなしで生きていけないというエドワードの愛情の表われなのか
スーザンは幸せだった二人の日々を思い出します・・。

結果としてエドワードはスーザンとの待ち合わせの場所に現れず、謎は謎として残ってしまうのですけどね・・。
カナエ的には小説の登場人物一人一人がエドワードの葛藤のファクターで、スーザンへの復讐心と愛がまじりあったエドワードの心を表した小説世界だったのかな、とも思います。


コメント