こんにちは。カナエです😊。
今回ご紹介する映画は青山真治監督の「レイクサイドマーダーケース」です。
親とは?子とは??そんな疑問を投げかけるドラマ
<映画「レイクサイドマーダーケース」>
映画データ
レイクサイドマーダーケース
映画公開年 2005年 邦画
監督 青山真治
脚本 青山真治、深沢正樹
原作 東野圭吾
キャスト 役所広司、薬師丸ひろ子、柄本明、豊川悦司他
映画のあらすじ(ネタバレ)

<画像出典>http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=321121
アートディレクターを職とする並木俊介(役所広司)は、名門中学の受験を控えた娘の舞華のために湖畔の別荘で開かれる勉強合宿に参加します。その合宿は知り合いの3家族が津久見(豊川悦司)という塾の講師を招いて子供たちに勉強させるというもので、親たちは先生と子供のための食事や身の回りの世話をするために夫婦そろって集まることになっていました。
家族とはうまくいかずに別居中だった並木も他の2組の家族と歩調を合わせるために、そこまで子供に受験勉強をさせる必要があるのか疑問を感じながらも別荘にやって来たのです。
しかし俊介が別荘で妻の美菜子(薬師丸ひろ子)や藤間(柄本明)、関谷の2組の夫婦と話していると、突然仕事仲間で愛人のカメラマン、高階英里子が訪ねてきて驚かされます。さらにその夜英里子は別荘で死体となって見つかり、美菜子が彼女と言い争って殺した、と告白したのでした。
あまりのことに衝撃を隠せない俊介・・。
すぐに警察に知らせようとする俊介ですが、受験勉強の合宿で殺人事件なんて子供の将来が滅茶苦茶になると親たちから反対されてしまいます。結局英里子の死体は誰も気づかれないよう湖に沈めることになるのでした・・。

<画像出典>https://blogs.yahoo.co.jp/alyinv/23156127.html
英里子は東京に帰ったものとするために絵里子の泊まったホテルの荷物を俊介と藤間が車で東京に運びますが、その時俊介は英里子のバッグから津久見が親たちから裏金を受け取っている写真を見つけ、英里子が津久見をその写真で脅すために別荘にやってきたことを知るのでした。
自分の妻が犯人でないとわかった俊介は津久見を詰問します。・・・が、それから驚愕の新事実がわかります。
実は英里子を勉強の邪魔者と思った子供たちの誰かが英里子を殺したのでした!!
その事実に打ちのめされる俊介・・親としてはもはや何をする事も出来ず黙るしかないのでした。
ただ湖に落とされた絵里子の死体には俊介のイニシャル入りのライターが一緒に沈んでいました。それはいつか殺人が白日の下に晒されるだろうという暗示でもありました・・。
映画の感想・・子供への愛情から迷路にはまっていく親たち

<画像出典>http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=321121
親たちは子供が名門中学に受かってエリートの道を行けば幸せになれる、楽に生きられると思っています。そのために親は出来る限りのことをしてやろうとも思っていますが、子供の側にしてみればどうなのでしょうか。
遊びたい盛りの子供なのに勉強を強いる・・受験で優遇してもらうために塾の教師にお金を差し出す親・・そんな親は子供から見たら煩わしい醜いものかもしれない。
現に子供たちと同じような境遇で子供時代をおくった塾教師の津久井は、親からして貰ったことを少しもありがたいとは思っていずむしろ余計なことだと言っています。
それでは放任で好きなことを好きなだけさせる教育で子供は大人になった時どうなるのでしょうか?そんな風に育った子供に人生は甘くなく、挫折してしてしまう・・そうはなって欲しくない親の老婆心がこの殺人を生んだとしたらとても皮肉です。
「君らのために命を懸けるよ」と子供たちに訴える塾教師の津久見。
しかし子供たちはそんな津久見を冷たく見放したように去っていく・・この子供たちの心に宿るものを大人になり過ぎたカナエはもう理解することができず不可解さが残るばかりです・・。
青山真治監督の映画は他に「東京公園」を観たことがあります。「東京公園」は緑の色彩にあふれた公園が舞台でカメラワークが小津安二郎監督の「東京物語」を彷彿とさせました。この映画もどこかそんな先輩の監督たちの作品の制作の仕方を踏襲しているようでoldなカナエには懐かしいものがありました。
死体の女優さんもエロチックで美しく、女性を綺麗に描く監督さんだなと思いました。俳優さんたちの演技も素晴らしくて特にいつも味のある柄本明さんがこの映画では恐ろしかったです💧。


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